《 ようこそ、中ロータリークラブへ ! 》
Ⅰ.和歌山中RCの歩み:
(1)
創立:
□ 1985年10月25日: チャーター創立メンバー 33名。
□ 和歌山市内で7番目、第2640地区で49番目のクラブとして創立。
現在、市内は10クラブ、地区は67クラブ。
□
スポンサークラブは、和歌山東南RC:
東南RCが、創立15周年記念事業として「新クラブ創立」に取り組む。
「新クラブ創立」を発案されたのは、当時の月山 和男ガバナー様。
地区クラブ数、50クラブの達成が当時のガバナーの目標でした。
これを実行に移されたのが、東南RCガバナー特別代表の南
宥様。
実際に奔走されたのは、設立準備委員長の太田 豊隆様でした。
□
創立当時のエピソード:
新クラブ創立ということで、和歌山市内全域から会員を募り、例会も県内で初めての夜間例会としました。しかし、当時の市内6クラブは、原則としてテリトリー制を運用していたので反発があったようです。 また、夜間例会クラブだと、例会が終わってもまっすぐ自宅に帰らず、そのままお酒を飲みすぎたり等々、誤解を招くクラブにならないか、議論を呼びました。この議論は的を射ていたのかどうか。
□創立から無事35年が経過しました:
今期2020-2021年度が創立35周年。
現在の会員数 26 名。 平均年齢は、創立当時 45
歳、現在 74歳。
(2) 歴代会長・幹事・会員数・平均年齢・会長テーマについて:
年度
|
会長
幹事
|
会長テーマ
|
会員数
7/1
|
平均年齢
|
1985~1986
|
田端 敏彦
柳瀬 昌孝
|
「朋友を以って仁を輔(たす)く、
和して流せず」
|
33
|
45
|
1986~1987
|
田端 敏彦
柳瀬 昌孝
|
「会うことに意味がある、語ることに意義がある、そして和が出来、輪が広がる」
|
35
|
46
|
1987~1988
|
神前 正造
奥村 典生
|
「和而(わじ)不同」
(和して同せず)
|
35
|
47
|
1988~1989
|
中尾 輝男
野口 榮夫
|
「和をもって貴しとなす」
|
49
|
48
|
1989~1990
|
豊田 耕作
戎 敬史
|
「四つのテストに学ぼう」
|
51
|
49
|
1990~1991
|
柳瀬 昌孝
豊澤洋太朗
|
「情より和が生ず」
|
53
|
50
|
1991~1992
|
井関晴二郎
南方 享一
|
「好意と友情と信頼の輪を広げよう」
|
56
|
50
|
1992~1993
|
野口 榮夫
福田 恵誠
|
「知るだけの者は好きな者に及ばない、
好きな者もそれを楽しんでいる者に及ばない」
|
54
|
51
|
1993~1994
|
市川 一郎
西嶋 誠造
|
「熱き心で Enjoy Rotary!」
|
54
|
53
|
1994~1995
|
畠 俊介
塚本 充
|
「友達になろう」
|
56
|
53
|
1995~1996
|
八瀬 善郎
中筋 宏
|
「真心の行動、慈愛の奉仕、平和に挺身」
|
56
|
53
|
1996~1997
|
守安精一郎
小向 俊和
|
「和」
|
58
|
54
|
1997~1998
|
大平 洋和
野際 健司
|
「愛、憎しみより愛を、愛されるより愛する事を」
|
57
|
55
|
1998~1999
|
松本 宣光
速水慎一郎
|
「クラブの見直し、マンネリの打破」
|
55
|
55
|
1999~2000
|
後藤 勉
谷口 秀雄
|
「中型の巨人を目指して」
|
55
|
56
|
2000~2001
|
奥村 典生
宮本 裕史
|
「和と親睦を最重点に。ロータリーの
簡素化に一石を投じよう。」
|
54
|
57
|
2001~2002
|
戎 敬史
豊田 耕作
|
「自然で且つ大胆」
|
52
|
58
|
2002~2003
|
南方 淳一
岩橋 正典
|
「改革と前進」
|
46
|
59
|
2003~2004
|
谷口 秀雄
久保 邦臣
|
「和をもって、楽しいクラブに」
|
43
|
59
|
2004~2005
|
野際 健司
小嶋 克己
|
「和」
|
40
|
61
|
2005~2006
|
宮本 裕史
中井 義宣
|
「楽しいロータリー;楽しい奉仕活動
クラブの為に、そして世の中の為に少しでもお役に立とうというロータリアンの姿勢をいつも忘れずに」
|
36
|
62
|
2006~2007
|
久保 邦臣
吉田 博信
|
「失敗を恐れず率先しよう、
足元を見つめよう」
|
34
|
63
|
2007~2008
|
雜賀 史郎
戎 敬史
|
「和の精神を再確認し、目的の達成を」
|
32
|
65
|
2008~2009
|
中井 俊治
谷口 秀雄
|
「夢を形に現実に」
|
28
|
67
|
2009~2010
|
井関 良夫
豊田 耕作
|
「選択と集中」
|
29
|
68
|
2010~2011
|
小嶋 克己
久保 邦臣
|
「和の精神を奉仕活動の原動力に」
|
28
|
69
|
2011~2012
|
中井 義宣
奥村 典生
|
「『ありがとう』と感謝の心
~明るく楽しいクラブに~」
|
29
|
69
|
2012~2013
|
吉田 博信
横田 榮夫
|
「和魂米才のロータリーを」
|
29
|
70
|
2013~2014
|
岩橋 正典
林 正
|
「親睦と奉仕活動をバランス良く」
|
29
|
70
|
2014~2015
|
横田 榮夫
戎 敬史
|
「チーム一丸、クラブ内の『和み』を
大切に」
|
29
|
71
|
2015~2016
|
林 正
守安精一郎
|
「エンジン全開ロータリー」
|
29
|
71
|
2016~2017
|
藤本 均
豊田 耕作
|
「楽しいロータリー活動を」
|
30
|
71
|
2017~2018
|
井畑 健司
髭白 光司
|
「燃やせ!ロータリー精神を」
|
28
|
73
|
2018~2018
|
大平 洋和
奥村 典生
|
「オアシスであり宝の山である例会を
楽しもう」
|
27
|
73
|
2019~2020
|
髭白 光司
吉田 博信
|
「みんなで楽しもう ロータリー!!」
|
27
|
74
|
2020~2021
|
有田 幹雄
林 正
|
「ロータリーにてワクワク・ドキドキ感を!」
|
27
|
74
|
2021~2022
|
山下 邦彦
大平 洋
|
「ロータリーの原点を再確認し、楽しいクラブに!」
|
22
|
76
|
(3) 感謝状・表彰受賞歴:私たちの奉仕活動の足跡を辿(たど)ることが
出来ます!
年 度
|
種類
|
内 容
|
1997~1998年度
(1997年7月1日)
|
感謝状
|
法務大臣より
刑務所への矯正事業に対して
|
2008~2009年度
(2009年1月26日)
|
感謝状
|
フィリピン共和国 サンペドロ市議会より
サンペドロ市への長年の奉仕活動に対して
|
2011~2012年度
(2011年8月26日)
|
感謝状
|
和歌山県知事より
和歌山県庁正面玄関 花のプランター寄贈及び植替え奉仕事業に対して
|
2011~2012年度
(2012年6月24日)
|
表彰
|
RI第3820地区 ガバナー表彰
2011年12月にフィリピン・ミンダナオ島を襲った台風“SENDONG”
(センドン)に対する被災者への義援金送金に対して
|
2014~2015年度
(2015年2月16日)
|
感謝状
|
フィリピン共和国 サンペドロ市より
9番目のデイケアセンター建設に対して
|
2014~2015年度
(2015年5月23日)
|
感謝状
|
国際ボランティア組織KNOWの会(Kokusai Volunteer Network Of Wakayama)より
地域の国際交流や国際親善への多大の貢献に対して
(1991年から2015年まで毎年 25年間)
|
2015~2016年度
(2016年2月22日)
|
表彰
|
フィリピン共和国サンペドロ市 ローデス・カタキス市長より
Leadership Service
Commitment Award:
献身的奉仕活動の率先垂範 賞
サンペドロ市において9ヵ所のデイケア・センター建設のために多額のご寄付をされ、また大学フル・スカラーシップ(全額補助スカラーシップ)のご支援を通して、サンペドロ市の教育および貧困地域での福利厚生分野で多大の貢献に対して
|
2016~2017年度
(2016年12月2日)
|
感謝状
|
和歌山刑務所長より
多年にわたる矯正処遇に対する深い理解と、被収容者の改善更生への貢献に対して
|
2016~2017年度
(2017年2月11日)
|
感謝状
|
フィリピン共和国 サンペドロRCより
デイケアセンター教育プロジェクト支援に対して
(I.M.合同プロジェクト:10番目のDCC建設
和歌山市内9RC全クラブに感謝盾)
|
2020~2021年度
(2021年6月25日)
|
感謝状
|
和歌山西地区警察官友の会より
和歌山西地区警察官友の会への活動への協力に対して
(2017年より5回目の表彰)
|
(4) 当クラブ取り組みの主な社会奉仕・国際奉仕活動について:
《社会奉仕活動》
① 和歌山刑務所の矯正教育事業に対する支援:1986年~2016年
□当クラブ創立後、最初の社会奉仕活動として、1986年4月に、刑務所中庭に
記念碑(「讃母」)を建立しました。以降、矯正教育事業への寄付として年間10万円を支援。 累計支援金額 300万円。
□同時に各年度会長・幹事以下会員が刑務所の年間行事(ひな祭り、盆踊り大会、
運動会等)に参加しました。ひな祭りのハイライトはカラオケ大会でした。
□また数名の会員が、「教誨師」(故柳瀬会員)、「篤志面接委員」(松本、
宮本会員)として、月1~2回の頻度で受刑者の教育プログラムを担当しました。
□加えて、この活動に賛同した姉妹クラブのサイパンRCおよびサンペドロRCは、
当クラブ創立周年記念行事やI.M.への参加来日の都度、外国人受刑者のために外国語書籍数百冊を持参、刑務所図書館へ寄贈。
② 和歌山国際ボランティア組織KNOW
(Kokusai
volunteer Network Of Wakayama)の会支援:1989年~2015年
□在和外国人を対象とする和歌山の情報提供と相互交流活動への支援として
年間20~30万円を支援。累計支援金額 620万円。
□その他、年1回当クラブ主催で国際交流パーティを開催しました。
また、外国人による日本語スピーチ大会に審査委員他として参加しました。
③ 和歌山中RC「育英会」による外国人留学生支援:1996年~2004年
□RIや地区のプロジェクトとは別に、当クラブ独自の教育関連の事業に取り
組む事により、世の中のお役に立ちたい、との趣旨で創立10周年を機に
「育英会ボックス」を立ち上げました。
□和歌山市内および近郊在住の外国人留学生を対象に月1回例会へご招待、
奨学金月3万円/年間36万円を支援。
累計支援学生数17名。 累計支援金額 600万円。
□和歌山市内および近郊の外国人留学生の支援は、選考方法や国籍に偏りが
あること、また奨学金本来の目的から外れる使途が散見されるように
なったため2004年に中止しました。
□「育英会」による事業は、2005年以降、
「フィリピン大学奨学生プロジェクト」として継続中です。
④ 和歌山県庁正面玄関前のプランター花壇植え替え事業:1992年~現在
□県庁玄関前美化のため、四季折々の花を植え替え。
この奉仕活動は、1992年以降、小島会員のご尽力で毎年数回実施して いますが、当クラブとしては、現在この事業を「ロータリーの公共イメージ
向上のための事業」として位置づけしています。
支援金額:年間10万円×28年=累計280万円
□なお、この事業に関連し、地域美化という趣旨で、当クラブ創立5周年記念 事業でも、河西公園、紀三井寺公園に桜の苗木200本を寄贈しています。
⑤ 和歌山西地区 警察官友の会(西警察署管内)の支援:2017年~現在
支援金額:年間10万円×4年間=累計40万円
《国際奉仕活動》
① フィリピンにおけるデイケアセンター保育園建設プロジェクト:
創立5周年の1990年~現在
□1990~-91年度 国際奉仕委員長の大平 洋和会員が「RI世界社会奉仕事業 リスト」の“Education” 奉仕事業からフィリピン第3850地区サンペドロRC 提唱の同プロジェクトを選択しました。
□創立5周年の余剰金を原資に、1991年に第1番目のセンターを建設。その後 30年間で10箇所のセンターを建設しました。
サンペドロ市の貧困地域において、3~4歳の児童を対象に給食サービス、英語の 初等教育等を提供しています。運営はサンペドロ市福祉課が管轄しています。
□1か所で平均70名の児童を収容し、現在の収容児童総数は約750名、
これまでの卒園生数は約9500名です。
□建設総費用は、1か所平均300万円×10か所=3000万円、
内日本側の支援額は、1か所平均150万円、累計で約1500万円。
1.キュヤブ・センター: 1991年7月
2.マグサイサイ・センター: 1995年4月
3.バゴン・シラング・センター: 1997年6月
4.エルヴィンダ・ヴィレッジ・センター: 2000年1月
5.サン・ロケ・センター: 2001年2月
6.サン・ヴィセンテ・センター: 2003年8月
7.ランガム・センター: 2008年8月
8.ララム・センター: 2012年6月
9.バヤン・バヤナン・センター: 2016年2月
10. ランガムPEA-2Aセンター
2018年2月
(以上数か所のセンターは地区および市内9クラブのご支援を頂いて
います)
② フィリピン4年制大学における大学奨学生プロジェクト:
創立20周年の2005年~現在
□上述デイケアセンター保育園の最初の卒園生が大学進学年令に達するのを待ち 満を持して、創立20周年の年にプロジェクトをスタートしました。
育英会の支援対象をDCC卒園生とすることを、2003~2004年度の谷口会長、久保幹事が理事会で決定されました。
「デイケアセンター保育園プロジェクト」による各センターの卒園生であり、
且つ通常であれば経済的に大学進学が叶わない貧困家庭出身の優秀な子女を、
年間1~2名選抜し、マニラ市またはサンペドロ市の4年制大学で勉学出来るよう支援して来ました。
□2005年以来、累計20名の学生を支援し、内2名は、現在在学中です。
2019~2020年度も、1名の学生を選抜して支援すべく、初年度の学費相当分 を現地に送金しましたが、コロナによる封鎖の影響で、いまだ学生の選抜に至って
いません。
□費用は、1人当たり4年間で、マニラ市の大学で、1万ドル(対象11名)
サンペドロ市の大学で、5千ドル(対象9名)
これまでの当クラブ支援金総額は、15,500ドル、約1700万円。
1.
パオロ・ミゲル・カターリャ くん :
2.
エリクソン・アミオン くん :
3.
クウィーンリン・マルコ さん :
4.
ジュヴィー・グティエレス さん :
5.
チニー・アルヴァレス さん :
6.
ジョン・オズワルド・ジュニオ くん:
7.
ケルヴィン・ゲレロ くん :
8.
エレン・アリブーサ さん :
9.
アンジェリー・ヤルザバル さん :
10.
ジョンレイ・パミッタン くん :
11.
ララ・ジェーン・リサイ さん :
12.
アビー・ゲスムンド さん :
13.
エスペランザ・フロレンド さん :
14.
ジャミラ・ジャロリーナ さん :
15.
カミーユ・フェレール さん :
16.
ジェサー・オラコ さん :
17.
ホセ・マニュエル・レモラシオ くん:
18.
ジェセレーヌ・デラ・クルス さん :
19.
ルイサ・カサス さん :
20.
ジャネロ・アミオン・ジュニアくん :
21.
未定
③ その他和歌山中RC独自の国際奉仕活動:
①
サイパンのボーイスカウト活動支援:
1992年 2,000ドル
②
フィリピンの台風被害復興支援:
1995年12月 1,000ドル
2004年12月 2,000ドル
2009年10月 2,100ドル
2013年12月 1,000ドル
台風支援小計 6,100ドル
③
RIマッチング・グラントによる支援を取得し、フィリピン第3820地区において7つのプロジェクトを支援:2002~2003年
□対象プロジェクト:
公衆トイレの設置、結核撲滅活動支援、B型肝炎撲滅活動、
地区内4か所のデイケアセンター保育園の修理費・教育機器導入費・
エアコン設置費・教材費等支援。
費用総額 14,000ドル (各プロジェクト2,000ドル)
□当クラブからの支援額:3,500ドル(故野口会員から大口ご寄付)
第3820地区からの地区ファンド:3,500ドル
RIマッチング・グラント: 7,000ドル
《姉妹クラブとの国際交流について》
①サイパンRCとの交流:
□姉妹クラブ締結: 1989年1月17日
□相互訪問回数:サイパンへの訪問回数 13回(前回訪問2015年)
サイパンRCの和歌山訪問 12回(前回 2015年)
□サイパンRCからの支援:
1.和歌山刑務所への外国語書籍寄贈 4回 (各約200冊)
2.2011年8月の台風12号災害に対して、2,000ドルの義援金。
□サイパンのお勧めゴルフ場:ラオラオベイ、キングフィッシャー、コーラル。
②サンペドロ・ロータリークラブとの交流について:
□姉妹クラブ締結: 1994年6月17日
□相互訪問回数:サンペドロへの訪問 9回(前回訪問2019年2月)
サンペドロRCの和歌山訪問 10回(前回 2015年)
□サンペドロRCからの支援:
1.1995年1月の「阪神淡路大震災」の際、サンペドロRCマグシノ会員が、 義捐金2,000ドルを、関西空港まで直接持参してくれました。
2. 2011年3月の「東日本大震災」の際、義捐金2,000ドルの支援。
3. 和歌山刑務所へ、過去2回、英語およびタガログ語書籍の寄贈。
4. 2018年台風21号の被害に対し、サンペドロ市から5,000ドル、
サンペドロRCから3,000ドルの義捐金。義捐金は、当クラブから和歌山市尾花市長へ贈呈しました。
※
サンペドロ市からの義捐金は、カタキス市長およびフィル・シブロ行政官
(サンペドロ市Administrator、サンペドロRCパスト会長)の発案によるものです。
《 社会奉仕・国際奉仕活動に対する当クラブ累計支援金額 》
(1ドル110円換算)
①
累計支援金額: 5,170万円 (注)この金額は、主な奉仕活動のみの累計です。
②
特記事項: 奉仕活動支援金は、会員の各ボックスへの個人寄付
(含む大口寄付)のみを原資としています。
(注)1.対象ボックス:「ニコニコ」「育英会」「DCCPデイケアセンター」 「創立周年記念」ほか
2.例外として、年会費からの育英会協力金1万円があります。
Ⅱ.中RCの財政の仕組みについて:
※詳細は、活動報告書をご参照下さい。
(1)年会費: 年間35万円 (半期175千円)
内訳:一般会計会費 30万円
親睦会費 4万円
育英会協力費 1万円
□
一般会計会費では、例会費用、事務所経費、RI・地区への分担金・寄付金費用、その他費用をカバーする形になっています。
ちなみに、2019~2020年度予算書による予算では、会員1人当たりの
年間費用は、例会費用12.3万、事務所経費16.6万、RI・地区費用5.5
万その他費用1.9万の合計36万円です。
(2)奉仕会計:
※会員各位のボックスご寄付金額が奉仕活動の原資となっています。
【ボックス寄付なくして奉仕活動なし】
□ニコニコ箱:年間寄付額 前期実績631千円(今期予算900千円)
前期決算での繰越額2631千円
(注)1.会員数が40名を超えていた2003年頃までは、年間200万円を
超えるご寄付がありました。
2.会員ご夫妻のお祝い記念品費用は、ニコニコボックスご寄付を
原資としています。記念品を受け取る際は、ご寄付をお忘れなく。
金額は、費用相当ではなく、『倍返し』です。(5千円以上を目安に)
3.同様に、「友愛の箱」も費用相当ではなく、『倍返し』の考え方で
お願いいたします。(グラス一杯1千円を目安に)。
□育英会ボックス:フィリピン大学奨学生プロジェクト費用の原資となります。
前期収入実績は、ボックス寄付61千、年会費から協力金280千、
合計341千円でした。毎期、フィリピン大学奨学生プロジェクト資金口座に
移管しています。
※特記事項:故 柳瀬 昌孝会員ご遺族様より大口ご寄付(100万円)を頂き
ました。
□フィリピン大学奨学生プロジェクト費用管理口座:
前期残高は498万円となっていますが、今期送金予定分95万円と、今後の
在学中の学生への支援金約85万円がひも付きとなっているので、
実質残高は318万円です。
実質残高だけで、あと3名の学生の支援が可能です。
□デイケアセンタープロジェクト管理口座:
前期寄付実績 82千円。現在残高は198万円。
フィリピンにおけるデイケアセンター保育園建設費用は、現状約300~
400万円といわれていますので、RIや地区、他クラブのご協力が得られれば、もう一か所、第11番目の建設が可能になるかも知れません。
※特記事項:
第6番目のサンビセンテDCCは松本宣光会員の大口ご寄付(30万円)に
より、また第7番目のランガムDCCと第8番目のララムDCCは故井関良夫会員の大口ご寄付(150万円、100万円)により実現しました。
□なお、RI及び地区のプロジェクト寄付BOXとしては「ロータリー財団BOX」
「米山奨学BOX」があります
Ⅲ.クラブの組織と運営の仕組みについて:
※クラブの組織(理事・役員・委員会)は毎年改編され、新年度は7月にスタートし、翌年6月末に終了します。
クラブの運営は、原則として「中RC定款・細則」にもとづいて行われ、クラブ運営に関する事柄は、理事会で最終決定しています。
《クラブ運営の主な年間スケジュールについて》
〈実施内容〉 〈標準的な日程〉
(1)指名委員会の開催: 10月から11月
□次々年度の会長を指名。
(2)クラブ年次総会の開催; 12月第1例会
□次々年度の会長・役員、次年度の会長・理事・役員を承認
(3)次年度のための準備理事会の開催: 翌年2月~5月
□RIテーマ・地区テーマの確認。クラブ運営方針・委員会組織の策定。
活動計画・予算案・年間行事予定の作成。その他クラブ運営に必要な
事案の検討。
(4)年度決算・監査と活動報告書・活動計画書の作成: 6月~7月
(5)新年度第1例会の開催、第1回理事会の開催: 7月
Ⅳ.ロータリーの「奉仕」と「親睦」の考え方について:
(1)ロータリーの「奉仕」とはどういうことか:
ロータリーで使っている、クラブ奉仕・職業奉仕・社会奉仕・国際奉仕とい う表現、特に新入会員の皆さんには、しばらく馴染みにくいかも知れません。
とりあえず、「奉仕」を「~において、そこにいる人のお役に立つこと」と
置き換えて考えてみてはどうでしょうか。
① 「クラブ奉仕」→ 「クラブにおいて、そこにいる人のお役に立つこと」
□そこにいる人:ほかの会員の方々、事務局の方、他クラブ・地区の方々
②「職業奉仕」→ 「自分の職業において、そこにいる人のお役に立つこと」
□そこにいる人:従業員、同僚、お客様、患者様、業界の人、社会全体
③「社会奉仕」→ 「地域社会において、そこにいる人のお役に立つこと」
④「国際奉仕」→ 「世界において、そこにいる人のお役に立つこと」
□そこにいる人:姉妹クラブ会員、姉妹クラブの地域社会、
世界中で貧困や病気に苦しんでいるひと
※
では、「家族奉仕」は ? :
(2)「親睦」についてどう考えるか:
ロータリークラブの起源は、「親睦による友人作り」でした。
何事に対してもポジティブ思考で、
例会をはじめゴルフ会ほか、いろんな行事に参加し、
皆さんの「人脈」を広げることができれば、私たちのロータリーライフ、
そして私たちの人生をより充実させることが出来るはずです。
ロータリーの「奉仕」と「親睦」、どうぞ皆さんご自身の考え方で、
ロータリーライフを楽しんで下さい。
(追)『ロータリー財団』と『ポリオプラス』について
□国際ロータリーの『ロータリー財団』は、1917年に発足しました。
以来、世界平和のために、人道的・教育的プロジェクトに取り組んで来ましたが、
この35年間では『ポリオプラス』が最重要のプロジェクトとして位置づけされて
来ました。
□『ポリオプラス』は、世界中からポリオ(小児麻痺)を撲滅するために免疫接種を定着させようというプロジェクトです。
1985年に開始されていますが、去る2020年8月25日、WHO(世界保健機関)が全アフリカからのポリオ根絶を宣言しました。アフリカで最後まで残っていたナイジェリアでも2016年以降発症例がなく、今回の宣言に至りました。
従って、2020年は、ロータリー財団にとって歴史的な年になるはずです。
あと、残るは、アフガニスタンとパキスタンの2か国だそうです。
古代エジプト時代から人類を苦しめて来たポリオが、世界中のロータリア ンの協力で、いま、撲滅されようとしています。
□なお、ロータリー財団のポリオプラスへの累積投入資金の金額は、8憶9千万ドル、約1,000億円と言われています。
□またロータリー財団は、現在、コロナウイルスへの対応にポリオ撲滅活動のノウハウ を生かすべく支援に乗り出しています。
(文責 宮本裕史)
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